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2頭の犬が仲良くない!

2014.12.10

お悩み相談室

相談

1頭目がわが家に来て 2ヶ月になる頃、 2頭目を迎えました。先住犬は、初めは鳴く2頭目を可愛がってくれていましたが、 2頭目が、先住犬の耳、首、手、足、尾、おちんちん、睾丸をかみまくるため、今では2頭が近づくと、けんかになってしまいます。先住犬の睾丸が赤くなり、病院でお薬を頂く始末です。しつけ本などにある噛み癖の治し方は試したのですが、まったく効きません。

 

 

 

環境

家族… 父母と飼い主

犬…トイプードル オス 11ヶ月  トイプードル メス 3ヶ月

 

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ドッグライフカウンセラーからのアドバイ ス

11ヶ月の男の子と 3ヶ月の女の子ですが、どちらもまだまだ子犬で、色々なものに興
味もあるし、不安もある時期です。特に 3ヶ月の女の子は、自分が置かれている状況がまだつかめず、これからの人生で誰を頼りにして、誰に従っていけば自分が安心して暮らせるのか、今いろいろと試しているところだと思います。

 

 

噛んでみたり、甘えてみたり、わがままを通そうとしてみたりして、相手の反応をみて、自分の順位を確認します。こういうときは、飼い主さんが早く順位を決めてあげる必要があります。家族全員を含めて一つの群れとなるようにします。

 

 

 

全てのことに関して先住犬を優先してあげます。後から来た子は赤ちゃんで、トイレのトレーニングなどもあるし、ついつい手をかけてしまうことも多いと思いますが、その事で2頭目は自分のほうが飼い主さんの愛情を受けているのだと思ってしまいます。
抱っこも、声をかける順番も、撫でてあげる時も、ご飯も、お散歩も全てのことにおいて先住犬を先にします。 2頭目の世話をしに行くときは、「ちょっと行ってくるね」と先住犬に声をかけてから行くというくらいに徹底します。

 

 

 

最初のうちは、ちょっと封建的過ぎるのではないかと思うくらいはっきりと区別をつけます。玩具の取り合いなどをしているときも、取り上げて先住犬に渡してあげます。先住犬に対して甘噛みをするのなら、 2頭目をしっかり叱ります。叱るときは、口を下顎からつかみ、目をにらみ、怖い顔、怖い声で「いけない」などと叱ります。叱って止めさせてから、止めたことを褒めます。飼い主さんたちに甘噛みをしてくるときも同様に叱ります。
そして、止めさせて必ず褒めてあげます。甘噛みをしようとすると叱られ、しなければ褒められるということを教えてあげます。

 

 

 

しばらくの間このように気をつけていると、2頭目は先住犬のことを、飼い主さんが自分より上位だと認めていることを理解し、 2頭の間も安定してくると思います。

また、叱ることばかり多くなってしまうと、神経質になり、怒ってばかりいるようになります。何も無いときに、普通に話しかけてあげたり、名前を呼んで顔を向けたら、褒めてあげたりすることでワンちゃんに自信や心の余裕も出来て、無駄にいざこざを起こさなくなってきます。

 

 

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注意事項:
お悩み相談は、同じような悩みに見えても、個々の飼い主さんの暮らし方や犬との接し方、性格や物の考え方によって、解決策や回避策、またその伝え方が大きく変わって来ます。もちろんこれに加え、犬の性格・犬種・年齢など様々な要素でも内容が変わります。
10組の飼い主さんと犬が居たら、10通りのお悩み相談回答が存在しますので、こちらの相談文はその一例に過ぎません。御注意下さい。

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